中国ロボティクス市場への新規参入戦略策定・推進
世界で最もホットなロボティクス市場である中国参入を模索。 教育・医療領域のパーソナルロボットに着目し、ビジネスモデルと展開ロードマップを策定
High Tech ハイテク
クラウドや5Gの急伸など大きな事業機会が広がる一方で、グリーントランスフォーメーションやAs-a-Serviceモデルへの転換などの経営課題への挑戦を、地政学リスクがさらに難しくしています。ややもすると、地政学リスクに目を奪われ、ビジネスモデルイノベーションへの一手が、大胆さとスピードを欠いている可能性はないでしょうか。社会課題を俯瞰した施策の選択と集中、サプライチェーン再構築の加速が、ハイテク企業の未来を左右します。
最先端トピック Frontline Topics
グリーン経済圏
金銭的価値以上に脱炭素価値に重きを置く経済圏。訴求価値の転換が、プライシング手法の抜本的見直しを迫る
As-a-Serviceモデルへの転換
リカーリング型ビジネスモデルへの転換が、模索から本格化のフェーズへ。顧客にとって中長期的な視点で価値の大きいモデルを構築できるかで、成長企業と迷走企業の明暗が鮮明化
地政学リスクの先鋭化
米中などの国・地域レベルでの緊張で高まる情勢不安。その中で注目される経済安全保障や、データやテクノロジー課題への対応の政治問題化
クラウド・通信技術の加速度的進展
加速するクラウド移行を、生成AIがさらに後押し。高速かつ低遅延な通信へのニーズが、5Gとエッジコンピューティングの広がりを加速
重要論点 Issues
ソーシャルイノベーション
環境、スマートシティ、ヘルスケア、社会インフラなど、様々な社会課題をテクノロジーの力でいかに解決に導くか
継続的な顧客価値提供
ソフトウェアで差別化するプロダクトを軸としたリカーリング型ビジネスモデルへの転換を通じ、顧客接点の継続的保有、および収益最大化をいかに実現するか
柔軟かつレジリエントなサプライチェーン
ワールドワイドでの様々なリスクに対する自社の見立てを構築し、サプライチェーンの柔軟性と強靭性を、グローバル規模でいかに確保するか
急伸する需要の取り込み
クラウドや5Gに向けた新たなソリューション＆プロダクトの開発と、そのマーケティング・販売を、他社より速く、深く、いかに推進するか
プロジェクト事例 Cases
VRを活用したデジタルテクノロジー戦略
市場優位性を確立するため、VR技術を活用した新サービスを企画立案。そこで見出した革新的なVR技術を既存事業に転用することで、シナジーを引き出し、競争力も強化
スマートシティ事業の海外展開
海外4か国を対象にスマートシティ構想及び、その市場規模・具体ニーズを捉えて参入方針を策定。参入時の現地パートナーとの組み方についても検討
IoTソリューションのタイ市場展開
IoTソリューションをタイの中堅製造業に展開すべく戦略を立案。優先顧客セグメントの特定、現地チャネルや機能拡充候補となるパートナーの発掘を実施
ノンコア技術のカーブアウト戦略策定
ノンコア技術のカーブアウトスキーム仮説の策定・検証を行い、ワークプランを策定。大手ハイテクメーカーの多様な技術を活用した収益化を目指す
コストベンチマークによる製造戦略見直し
テレビの製造コストの差を部材レベルで特定。コスト差が生まれる要因を、サプライヤーインタビューで深掘り。サプライヤーへの入り込み度合いの差を打ち手へ落とし込み
論考・レポート Insights
After DXの世界 ～スマートシティとメタバース～
AfterDX（DXが浸透し、あらゆるものがデジタル化された後の社会）の世界観の受け皿として期待されるスマートシティとメタバース。しかしながら、世界創造の難易度の高さからビジネス化に向けた障壁や課題も垣間見える。市場動向や取組事例をもとに２つのテーマの現在地とテクノロジーによる課題解決の方向性を探り、今後の展望を考察する。
Beyond 5G/6G時代に通信キャリアのビジネス機会を予測
すでに社会インフラとしてなくてはならない存在である移動体通信システムは、現行の5Gから、さらに先のBeyond 5G、そして6Gへと技術的に開発が進む。一方で、通信キャリアやモバイルサービスを提供する事業者は、次世代の通信規格がもたらす変革を想定して、次の勝機をつかむ必要がある。国内の通信キャリアを中心に、次世代の無線通信がもたらすビジネス機会とその対応方法を探る。
ビジネスパートナーとのコミュニケーションにおけるデジタル化の功罪
販売におけるビジネスパートナーとのコミュニケーションは既存ビジネスを円滑に進める上で重要であると同時に、新事業創出やバリューチェーン再構築などビジネス変革のトリガーにもなり得る。 環境の変化や技術の進化によりコミュニケーションの効率化が加速する一方で、新たな課題も生まれ始めている。その実事例と先達企業の取り組みから見える、解決に向けた3つのアプローチを示す。
人の未来を創造する “Human Augmentation (人間拡張)”
デジタル技術の普及により、人々の生活は便利になり、生活スタイルや価値観は数十年前から一変した。一方で、人の身体的・心理的な性質は、1万年前の狩猟時代からほとんど進化していないと言われている。しかし、近年、人そのものを進化させるテクノロジー、”Human Augmentation (人間拡張)”が産声を上げている。1万年来の人のアップデートによって、われわれの価値観はどのように変わるのか。
加速するエンベデッドファイナンスがもたらす 社会の変化に企業はどう対応すべきか
米国を中心にトレンドが生まれ、日本にも波及しつつあるエンベデッドファイナンス（＝埋込み型金融）。消費者はユーザビリティが高いサービスを受けられることを“当たり前”と考える日本市場において、どのような変化をもたらすのか考察したい。そのうえで、日本企業が急ぎ対応すべき課題や打ち手の切り口について、支援経験を踏まえて述べたい