論考・レポート Insights

ベイカレントでは経営研究機関であるBaycurrent Instituteが主導し、社会や企業に対してのインサイトを導出しています。
急速に変化する社会の中、重要論点について深く考察し、企業が次への扉を開くための知見を発信します。

論考 Articles

安全保障と商業宇宙をつなぐ衛星データ活用戦略 ~航空宇宙自衛隊時代に問われる次世代宇宙基盤~

宇宙基盤の競争力は、もはや衛星を何機持つかでは決まらない。2026年前半、防衛省の衛星事業「トライサット」契約、航空宇宙自衛隊への改編、通信自律性を担うJ-LEOの採択が相次ぎ、日本の宇宙基盤は「構想」から「実装」の段階に入った。問われるのは、宇宙から得た情報を、誰が、いつ、どの優先順位で判断へつなぐかである。本稿は、自衛隊で衛星通信の運用に携わった筆者の視点から、安全保障と商業宇宙を循環させる次世代宇宙基盤の設計を考察する。

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地方銀行はなぜ変わらなければならないか ~地方経済の構造変化と商流データ喪失の本質~ 前編

地方銀行は今、人口減少に伴う地域経済の縮小、長引く低金利環境、決済接点の外部化による「商流データの喪失」という構造的課題に直面している。財務諸表や取引結果に依存する従来のビジネスモデルでは地域の実態変化を捉えにくく、伴走支援の高度化にも限界がある。この停滞を乗り越えるカギになるのが、BNPL(Buy Now, Pay Later)の思想とデータ活用である。本論考では、地方経済の縮小実態と地銀の抱える情報基盤の課題を中心に考察する。

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電力業界の変革と未来像 ~カーボンニュートラル・モメンタム終焉後の世界を見据えて~ 後編

前編では、2050年時点の電力需要が現在の1.5倍に達するとの試算結果を示し、続く中編では、それを賄う供給力としてキーテクノロジーとなる次世代原子力に焦点を当て、推進における課題と解決策を考察した。最終回となる本稿では、一連のカーボンニュートラル(CN)投資が一段落し、第一優先事項ではなくなる時代を「CNモメンタム終焉後」の世界として捉える。そのうえで、その時代に業界が直面する社会的要請を明らかにし、将来に手戻りを生じさせない戦略のあり方について考察したい。

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電力業界の変革と未来像 ~カーボンニュートラル・モメンタム終焉後の世界を見据えて~ 中編

前編では、2050年時点の電力需要が現在の1.5倍に達するとの試算結果を示した上で、その需要に応え得る電源構成について考察した。その結果、再生可能エネルギーと火力発電を最大限活用したとしても、なお全体の4割の電力需要を賄い切れず、原子力が相当量を担わざるを得ないという現実を確認した。中編となる今回は、原子力が抱える最大の課題である安全性に向き合う新技術の動向を整理するとともに、原子力推進をめぐる課題と、その解決に向けた方策について考察する。

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書籍 Books

2050 産業の未来像

社会変革から捉える未来の輪郭 AI時代の勝ち筋を産業別に描く(日経BP)

未来を予測する際、多くはAIなどの技術進化を中心に展開されがちである。しかし、未来は非連続であり技術進化の速さも予測が難しいため、技術そのものを軸に未来を描くと見誤る可能性が高い。そこで、あえてAIから語らず、産業構造の変化から展望することで、独自の視点を示すことに挑んだ一冊

高成長体質になる

緩慢な衰退から抜け出し、持続的成長力を得る5つの核心(日経BP)

平時を有事にできないか。その問題意識の下、高成長を続けている企業を分析し、共通する「物の見方、考え方、行動習慣」を抽出。その本質を「5つの核心」としてまとめ上げた。その上で、「5つの核心」を獲得するためのチェンジマネジメントのあり方を示す。さらに、13人の経営層へのインタビューを通じ、5つの核心の妥当性を考察する。

論点を研ぐ

前提を問い直し、核心を突く技術(日経BP)

停滞したプロジェクトをブレークスルーさせる鍵は、問題解決の「論点設定」にある。 「論点」を設定することは何かしらできるが、最初に設定した論点が問題の本質を捉えているとは限らない。 だからこそ、論点を見直し続ける、「研ぐ」行為が重要になる。 本書では、本当に解くべき論点を見いだす、難易度の高い「研ぐ」ことを5つのステップと共に徹底解説する。

SX サステナビリティ経営 実践編

(日経BP)

サステナビリティ経営は、急速にその重要度を増しており、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)で後れをとると、企業自体の存続も危うくなる可能性が高い。 では実際に、どのようにして進めていけばよいのか。 数多くの日本企業におけるSXを支援してきたベイカレントが、企業事例も交えながらサステナビリティ経営を実践するための具体的「How論」を徹底解説。