安全保障と商業宇宙をつなぐ衛星データ活用戦略 ~航空宇宙自衛隊時代に問われる次世代宇宙基盤~
宇宙基盤の競争力は、もはや衛星を何機持つかでは決まらない。2026年前半、防衛省の衛星事業「トライサット」契約、航空宇宙自衛隊への改編、通信自律性を担うJ-LEOの採択が相次ぎ、日本の宇宙基盤は「構想」から「実装」の段階に入った。問われるのは、宇宙から得た情報を、誰が、いつ、どの優先順位で判断へつなぐかである。本稿は、自衛隊で衛星通信の運用に携わった筆者の視点から、安全保障と商業宇宙を循環させる次世代宇宙基盤の設計を考察する。





